幕張メッセ近辺にをカジノを伴う統合型リゾート施設(以下カジノと表記)建設する計画が持ち上がっています。
それに対し、現在の千葉市は、「慎重に検討する」という態度を取っています。
つまり、カジノ建設を否定していないわけです。
私は、このカジノ建設には断固反対です。
日本のどこにもカジノはいりません。もちろん、千葉市に絶対に不要です。
ただでさえ、日本はギャンブル依存症問題が深刻な国です。
そこに、既存のギャンブルより一度に多額なお金が動き、射幸性の高いカジノができたらどうなるでしょうか。
より多くの、かつ深刻なギャンブル依存症問題が発生すること間違いありません。
実際、既に日本でも、ある大手企業の経営者がマカオのカジノでギャンブル依存症になってしまい、100億円にのぼる損失を出し、会社の金にも手をつけた、という事件がありました。
そのような危険なカジノが千葉市にできたら、このような事件が多発するでしょう。
カジノ導入の理由として、経済効果を挙げる人がいます。しかし、お隣の韓国では、カジノによる経済効果の4.7倍もの経済損失が発生しているという試算もあります。
いずれにせよ、カジノによる経済効果は、賭博で巻き上げた金によるものです。
その陰には、先述した経営者のような、様々な不幸が存在しています。それを前提とした経済効果に期待すること自体、賛同しかねます。
さらに、カジノの問題点として、治安の悪化があります。
昨年末の国会審議においても、カジノに伴う暴力団の進出・マネーロンダリング・青少年への悪影響については、カジノ推進派の議員も認めざるをえませんでした。
つまり、カジノが千葉市にできたら、そのような危険性が千葉市民に降り掛かってくるわけです。
このように、多くの人の不幸を招き、かつ地域の治安も悪化させるのがカジノです。
したがいまして、自分は、千葉市へのカジノ建設に断固反対の立場を貫きます。