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自民対民主?

 自民党が、各TV局に安倍首相の出演を要請したそうです。その中での条件がいろいろ細かくあるのですが、その中に、「野党党首との論争は、民主党の小沢党首に限る」というのがあったそうです。
 商業マスコミ言うところの「二大政党の流れが加速」している状況において、民主党は自民党の政権を脅かす存在のはずです。ところが、その政敵とはTVで論争できるが、より勢力の小さい他の政党の党首とは話せない、というのはどういう事なのでしょうか。

 もっとも、ここまで民主党が行った「実績」を見れば、首相の意図は簡単に分かります。これまで、民主党のうたった政策は、自民党の政策をちょっと変えただけです。また、自民党が失策を行った際にもその本質を追求することはできません。それどころか、「偽メール事件」だの「小沢党首の事務所費問題」などで、自民の失策をフォローする有様です。
 そのような、「サポート部隊」だからこそ、首相も小沢党首との対談は認めるのでしょう。確かに、小沢党首が、首相の非論理性をついて、答えに詰まるような質問をしてくる可能性は考えにくい物があります。
 先述したように、商業マスコミは「二大政党の流れが加速」などとあおり立てています。わざわざ「自民と民主の二択」みたいな「世論調査」を行って、その結果を大きく報じたりもしています。しかし、肝心の両党の中身は同じなうえに、相互扶助関係にあるわけです。そんなものを「二択」にしても、何の意味もありません。
 もともと、今の「自民と民主の二大政党」なる体制ができつつあるのは、財界などの希望によるものであり、多くの国民にとって必要になったからではありません。
 民主党ができて以来、自民党政府を始めとする、改憲や国民生活を犠牲にした経済成長を目論む人々にとって、「選挙での勝利」というのは、「自民党と民主党のどちらが勝つ」でなく、「自民+公明+民主」の合計が伸びるかどうかなのでは、と思っていました。今回の「TV討論の相手は小沢党首限定」という首相の要望は、その考えを確信させてくれた、という意味では極めて有意義な発言でした。

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