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    <title>これでいいのか？</title>
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    <updated>2010-02-27T13:30:00Z</updated>
    <subtitle>政治・経済およびそれに関わる報道などについて書いています。</subtitle>
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    <title>「成長か分配」か、という選択肢</title>
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    <published>2010-02-27T13:29:13Z</published>
    <updated>2010-02-27T13:30:00Z</updated>
    
    <summary> 　政権交代に伴なう政策転換に対し、財界やマスコミが「民主党がやろうとしている、...</summary>
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            <category term="報道" />
            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　政権交代に伴なう政策転換に対し、財界やマスコミが「民主党がやろうとしている、『成長より分配』は誤りだ」と批判しています。実際に民主党政権が「成長より分配」という政策を実行するかは甚だ疑問ではあります。とはいえ、この「成長か分配か」という選択肢および、それに対して執拗に批判をする勢力およびその内容については、色々と興味深いところがあるので、考察してみます。<br />
　財界やマスコミによる、「分配より成長」という主張の論点に、「分配しても効果がない」というものがあります。これは、低所得者の分配を増やしても、それは貯蓄に回る。したがって、経済効果はない、というものです。実際、昨年行われた定額給付金の多くは貯蓄に回ったそうです。したがって、現時点においては「分配したら貯蓄にまわる」という推定自体は正しいと思われます。</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　しかしながら、分配が増えた分が貯蓄に回る理由は、別に所得の低い人が貯蓄マニアだからではありません。賃金が減り続ける上に、年金も当てにならないので、将来の事を考えて使えないだけの話です。<br />
　つまり、昨年行ったような、一人1万2千円を一回だけ配布する、などという政策を行っても、それが消費に回らないのは当然の事です。つまり、長期に渡って収入が安定するようになれば、状況は変わってくるわけです。<br />
　ところが、「成長論者」はそうは考えません。彼らは、「少々彼らにまわしても『経済効果』がないなら、回さなくても同じだ」と考えるわけです。つまり、所得の低い人々の生活など、どうなってもいいわけです。</p>
<p>
　そのような事を主張する一方で、彼らは「経済成長すれば、その効果で皆が潤う」などと、自分たちの主張通りに進めばその後で自動的に分配も行われる、などと言います。<br />
　現状で「分配」をしても効果がないと主張しているわけです。それが彼らの望む「成長」が行われた結果として、分配が行われる、などという事があるわけがありません。その時になれば、「いま分配しても貯蓄に回るだけだ。したがって、より一層企業を成長させるために分配は行わない」という政策が行われるのが自然な流れです。<br />
　実際、リーマンショック前の「戦後最長の経済成長」が続いていた際、常に「もうしばらくすれば、この好景気が賃金上昇として生活に波及する」という記事を日経新聞などは書き続けました。そして、そのような事は最後まで実現しませんでした。<br />
　つまり、「分配より成長」という経済政策の向かう先は、「多くの人の生活を低下させながら一部大企業の利益が向上し、それによって恩恵を受けるごく一部の人達だけがいい思いをする」という、現在の格差社会がさらに極端になった世の中でしかありません。
</p>
<p>
　「分配」を優先すれば、確かに経済成長の度合いを使われている指標が劇的に増大することは当分ないでしょう。なぜならば、その「成長」の分が、多くの人々の生活安定に回るからです。<br />
　一方、「成長」を優先し続ければ、確かに経済指標は維持できるかもしれません。わかりやすい例として、企業がリストラを行えば経費が減ります。そのため仮に売上が落ちても利益は増え、それが企業の資産増に結びつくため、その企業は「成長」します。それにより、株価・配当・役員報酬などは上がります。<br />
　ただし、このような「成長」を維持するには、リストラを行い続ける必要があります。つまり、それによって生活が苦しくなる人を増し続ける事によって「成長」が維持されるのです。<br />
　そにで恩恵を受ける人たちは「分配より成長」を主張していればいいでしょう。逆に言えば、それによって損する多くの人々が、その主張につきあう必要など、どこにもないわけです。
</p>
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    </content>
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    <title>派遣切りで報道される事とされない事</title>
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    <published>2010-01-13T12:49:18Z</published>
    <updated>2010-01-13T12:50:22Z</updated>
    
    <summary> 　年末年始の「派遣村」を引き継ぐような形で、そこにいる人達は、大田区の「なぎさ...</summary>
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            <category term="報道" />
            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　年末年始の「派遣村」を引き継ぐような形で、そこにいる人達は、大田区の「なぎさ寮」という都施設に、引き続き「宿泊」する形になりました。その際、これまで求職者に日ごとに支給していた昼食代と交通費を二週間分ということで、二万円支給したところ、全体の一割近い人達が無断外泊し、さらに三割近くが外出届を出して夕食の時間にも戻りませんでした。<br />
　この事を、各新聞が一斉に報道しています。もちろん、その論調は、「彼らが二万円を持ち逃げした」とでも言うような批判ばかりでした。<br />
　しかも、届け出して外出した人も含た数字を元に<a href="http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20100109-584004.html" target="_blank">派遣村人２万円もらった途端204人消えた</a>などと、いかにも多くの人が「持ち逃げ」したかのような見出しを掲示しています。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　それにしても、各新聞社ともよくもここまで細かい情報を載せるものだと思います。なにしろ、いなくなってしまった人の数など、下一桁まで「判明」しているわけです。<br />
　さらに、その一方で今回の件においてほとんど報じられない事があります。ここにいる人は、元々寒空の下でろくに金もなく野宿していたわけでしたから、健康が万全でありません。しかしながら、当初、この「なぎさ寮」には医師も看護師も配属されませんでした。<br />
　そして、大広間に30人以上が雑魚寝、という状態の中、すぐに死者が出ています。<br />
　そういう状況を目の当たりにすれば、身の危険を感じる人もいるでしょう。ましてや、外でとりあえず数日凌げる現金を貰えばなおさらです。<br />
　そのような彼らの立場を考察することなどなく、商業マスコミは一斉に批判報道を行なったわけです。<br />
　なお、一連の報道に対し支援団体は、<a href="http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10432612600.html" target="_blank">発表された人数や内容に明らかな誤りがある事を指摘</a>しています。しかしながら、それに基づいた訂正報道などはもちろん行なわれません。<br />
　そして、いかにも彼らが「貴重な税金を持ち逃げした」という印象を持たせようと、細かく報じています。<br />
　その一方で、それらの新聞は、同じ東京都で行なわれ、今回の「持ち逃げ」の何十倍もの費用が使われた<a href="http://news.google.co.jp/news/more?pz=1&cf=all&cf=all&ncl=dZVZ6FFHqMPp-0Mp02_6_w4icNt3M" target="_blank">五輪招致名目での豪華旅行</a>に対しては、このような「詳細な取材」はしません。せいぜい共産党の記者会見の内容を簡単に載せるだけです。ちなみに、今回の件を事細かに報じている産経に至っては、この浪費については、その記者会見の記事すらネットにありませんでした。
</p>
<p>
　なぜこのような意図的な報道が行なわれるのでしょうか。一つには、記事を読んだ人に、「派遣村に行くような人々は元々資質に問題があり、このような目にあるのも自業自得だ」と思わせる必要があるからだと思われます。<br />
　もちろん、このような現状になったのは、製造業派遣の解禁など、財界の要望にそった一連の政策の「成果」であり、被害を受けている個人の責任ではありません。<br />
　今のように、不況時に「派遣切り」を行なって人件費を低減して利益を維持する仕組みがある以上、あのような人達は絶対に出てしまいます。つまり、原因は制度にあるわけです。<br />
　しかしながら、財界およびそれとつながる商業マスコミには、それが制度によるものでなく「自己責任」と思われる必要があるのです。</p>
<p>
　それに加え、伝統的な分割統治方法である「最下層の身分の作成」を意図している可能性もあります。<br />
　現在、仕事がある人でも、賃金は下がり、将来への不安は増大しています。その原因は前述したように、「弱者を切り捨てる事により大企業の利益を維持する」という方針によって作られた制度によるものです。<br />
　しかし、生活が下向きな労働者達がそれを知って団結し、財界に反撃されては困ります。そのために、派遣切りの被害者を、「下層階級」とし、「彼らは自業自得で職を失ったにも関わらず、無料で食料を配給されるなど優遇されている」などとまだ職のある労働者に思わせ、不満の「はけ口」にするわけです。<br />
　古代インドの身分制度にすれば、低賃金の労働者が「奴隷」で、派遣切りの被害者が「不可触民」といったところでしょうか。<br />
　生活保護受給者にも言えることですが、マスコミはこのような人々の一部が行なっている「問題」を見つけては大袈裟に報じます。その報道を額面通りに受けて怒っている人も少なからずいるようです。記事に乗せられて感情的になる前に、なぜそのような報道をするかを考えれば、読んだ後の感想もかなり変わるのでは、と思っています。
</p>
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    </content>
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    <title>ツイッター始めました</title>
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    <published>2010-01-03T14:01:44Z</published>
    <updated>2010-01-05T15:34:22Z</updated>
    
    <summary> 　ニュースなどを見ていて、色々思い浮かぶ事があります。 　本来なら、それをまと...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="その他" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　ニュースなどを見ていて、色々思い浮かぶ事があります。<br />
　本来なら、それをまとめて、このブログに書くべきなのです。しかし、遅筆なので、文章をまとめたりしているうちに、そのニュースが昔の話になってしまい、記事にならずじまい、という事が少なからずありました。<br />
　そこで、「ツイッター」を使って、雑感を簡単に書く事にしました。ユーザ名は<a href="http://twitter.com/koredeiinoka">koredeiinoka</a>で、最新の呟きは、ブログトップページの右上にも載るようにしています。<br />
　本家ブログ同様、そちらのほうもお読みいただければ幸いです。
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>トヨタ式利益搾出方法</title>
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    <published>2010-01-03T13:55:50Z</published>
    <updated>2010-01-03T14:01:37Z</updated>
    
    <summary> 　昨年、トヨタが赤字に転落しました。もっとも、それまで何十年も黒字を続けていた...</summary>
    <author>
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            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　昨年、トヨタが赤字に転落しました。もっとも、それまで何十年も黒字を続けていたわけで、貯め込んだ内部留保の金額は莫大です。<br />
　しかしながら、トヨタはその貯め込んだ額を使って従業員を守る、などという事はしませんでした。<br />
　そして「赤字対策」としてまず行なったのは派遣や期間従業員の切り捨てでした。そして、「エコカー減税」で少々業績が持ち直したら、再びいつでも切れる期間従業員を雇いました。<br />
　そしてさらなる「赤字対策」として行なったのが、下請けに対する部品調達費を三割減らすという宣告でした。極めて単純化して言えば、部品を製造している会社の収益を犠牲に自社の利益を守る、という発想です。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　これまで黒字を続けていた頃からも、過労死を発生させるなど、様々な問題を起こしてはいました。それがさらに、今回の赤字転落によって、その「弱い立場の人間を犠牲にして、利益を確保する」というという姿勢がより一層鮮明になっています。<br />
　ちなみに、赤字になっても株主への配当は行なうそうです。創業者一族を初めとする経営陣は少なからぬ株を保有しているでしょう。つまるところ、非正規従業員や下請けを犠牲にに、自分たちはさらなる収益を得る事になるわけです。<br />
　よく、トヨタの収益の源として、その経営手法の先進性みたいな事が言われていました。そして、本屋にはその「トヨタ式経営」を賛美する本が並んでいます。<br />
　しかし、今回の赤字で取った行動を見れば、「トヨタ式経営」とやらの本質が見えてきます。結局の所は、弱い立場の従業員や下請けから搾り取って、それを自社の利益にしていただけの事です。もちろん、そのような事が「トヨタ賛美本」に書かれることはありません。
</p>
<p>
　また、このような現状を考えると、改めて「企業の利益を上げる政策をとらないことには、国民の生活も良くならない」という財界や一部マスコミの主張が見当外れであるかが分かります。<br />
　何しろ、日本を代表する大企業であるトヨタですら、自分たちの利益について、仲間内で分配したり貯め込む事しか考えていないのです。そして、自社の生産に貢献しているにも関わらず、末端の労働者や下請けについては、搾り取る対象としか見ていないのです。<br />
　企業の側がこのような考え方である以上、企業が太れば太るほど、弱い立場の国民はやせ細ります。昨年トヨタが行なった一連の施策は、それを非常に分かりやすく教えてくれた、と言えるでしょう。
</p>
]]>
    </content>
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<entry>
    <title>「脅威」の煽りかた</title>
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    <published>2009-12-18T13:52:55Z</published>
    <updated>2009-12-18T13:57:01Z</updated>
    
    <summary> 　15日の日経新聞一面に、「日米同盟宣伝記事」が載っていました。毎度ながら、米...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　15日の日経新聞一面に、「日米同盟宣伝記事」が載っていました。毎度ながら、米軍基地が日本にとっていかに重要かを力説しており、アメリカ軍がいなくなった場合の「脅威」として、フィリピンの例を挙げていました。<br />
　フィリピンは、1991年に米軍基地撤去を決め、実際に1994年には完了しました。すると、「<cite>軍事力の空白を突いたのが中国だ。帰属が不明確な南沙、西沙などの島々に次々と部隊を送って実効支配</cite>した」そうです。<br />
　しかし、これは完全なる誇大記事です。確かに、中国が軍事力で南沙・西沙諸島（英語でいうところの、スプラトリー諸島とバラセル諸島）を侵略しているのは事実です。しかし西沙諸島を侵略したのは1974年です。さらに言えば、西沙諸島の領有権を主張しているのはベトナム・台湾・中国であり、フィリピンは関係ありません。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　一方の南沙諸島の件ですが、アメリカ軍の撤退が完了した翌年である1995年に、南沙諸島にあるミスチーフ環礁に軍事施設を中国軍が造りました。この環礁の領有権をフィリピンも主張しており、そこで衝突が発生したというのが事実のようです。<br />
　ちなみに、南沙諸島については、フィリピン・ベトナム・台湾・中国・マレーシア・ブルネイが全部あるいは一部の領有権を主張しているとのことでした。<br />
　もちろん、中国が軍事侵略を行なった事には変わりはありません。しかしながら、「フィリピンが領有権を主張している南沙諸島の一環礁に軍事施設を造った」を、「南沙・西沙などの島々に次々と部隊を送って実効支配」をするのは、報道とは言えないでしょう。<br />
　しかし、普通に日経新聞を読んでいるひとなら、「南沙諸島と西沙諸島」などと言っても、どこにあるかすら知らないでしょう。したがって、「アメリカ基地を撤去したとたん、フィリピンは領有権を主張している諸島二つを中国に奪われた」と解釈してしまいます。必然的に、日本はアメリカ軍基地のおかげで中国の脅威から守られている、と思ってしまうでしょう。<br />
　仮にも、大手新聞社なのですから、一介の会社員である私がネットでちょっと調べれば入手できる情報を調べることができないとは考えられません。そう考えると、この記事は、事実と異なると分かっていながら、読者に誤った認識を植え付けるために「フィリピンから米軍が撤退したら南沙・西沙が侵略された」と書いたと考えるのが自然です。<br />
　つまり、新聞社にとっては、事実を歪めてでも、「アメリカの軍事基地が沖縄からなくなれば、中国が領土を奪いに来る」と読者に思わせるのが収益につながる、という事でしょう。毎度の事ですが、70年前の「大本営発表」の時代と、本質的に違いがないことがよく分かります。<br />
　なお、言うまでもないことですが、「環礁一つだから、中国の侵略はたいしたことがない」という事はもちろんありません。アメリカにしろ中国にしろ、軍事力を用いて、他国・他民族の主権や領有権を侵害する事を正当化する事はできません。
</p>
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    </content>
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    <title>誰のための「日米同盟」</title>
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    <published>2009-12-16T13:43:58Z</published>
    <updated>2009-12-16T13:44:35Z</updated>
    
    <summary> 　沖縄の米軍基地問題が連日報じられています。その中で見られる論調に「日米同盟は...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="平和" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　沖縄の米軍基地問題が連日報じられています。その中で見られる論調に「日米同盟は国の基軸である」というものがあります。これは、「日米同盟」は我が国で最も重要な存在である。したがって、地元住民の反対などよりも、アメリカの意思通りに基地移設を進めるべきだ、というものです。<br />
　ところが、なぜそこまで「日米同盟」なるものが重要なのか、となると、説得力がありません。結局、最後に落ち着くところは「中国と北朝鮮の軍事的脅威に対抗する」になります。冷戦時代から使い古されている「仮想敵がいつ攻めてくるか分からない。その時、守ってくれるのはアメリカしかいない」という論法です。<br />
　ちなみに、日米安保条約締結時から1990年代までの最大の仮想敵はソ連でした。それが崩壊したら、北朝鮮が後釜を引き継いだ、という次式になっています。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　それでは、本当にこの二国が日本に攻めてくるのでしょうか。<br />
　今や中国は、アメリカと並び、日本にとって最大の貿易相手国です。経済のみならず、観光や留学など、人的交流も盛んです。そのような重要度の高い国に戦争をしかける必要があるとは考えられません。ましてや、本当に戦争をやって、中国が勝ち、日本を征服でもすることになったら、中国にとってはかなりの経済的損失が発生します。アメリカとイラクのような、原油の権益さえ奪えればいい、という関係とは違うのです。<br />
　逆に、北朝鮮は経済的に逼迫しています。当然ながら、戦争を仕掛け、さらに戦い続ける力があるとは思えません。万が一、暴発して日本に攻めていったとしたら、それを口実に、韓国が北朝鮮に侵攻して朝鮮半島を統一し、金正日政権が崩壊する、という結果になるのは明白です。<br />
　そのような現実性のないものを「脅威」などと騒ぎ立てて、恐怖感を煽っているわけです。</p>
<p>
　もっとも、だからといって、日本が外国の軍隊に対する脅威にさらされておらず、安全だ、という事でもありません。<br />
　実際、一ヶ月ほど前にも、日本人が外国の軍人にひき殺される、という事件が発生しました。しかも、その国の軍は、その犯人をかくまい、日本の警察へ引き渡されていません。他にも、街中でいきなり主婦が、その国の軍人に殴り殺される、などという事件も記憶に新しいものです。<br />
　被害は、軍人による殺害に止まりません。その軍は日本国内に騒音をまき散らし、時には墜落などで、日本の建物を破壊したりもします。<br />
　この、様々な形で日本に脅威をもたらしている「外国軍」がアメリカ軍であることは誰でも知っているでしょう。<br />
　つまり、日本人に最大の脅威となっている外国軍は中国でも北朝鮮でもなく、アメリカなのです。そして、その脅威を許しているものが、マスコミが言うところの「日米同盟」である、日米安保条約なのです。<br />
　言い換えれば、沖縄を中心とした基地周辺の日本国民は、存在しない「脅威」を防ぐという名目のもと、アメリカ軍の脅威により、被害を受けているのです。</p>
<p>
　ではなぜ、政治業者やマスコミは、日本の安全は日米同盟によって守られている、と言い続けるのでしょうか。<br />
　それは、彼らにとっては、「日米同盟」があったほうが都合がいいからです。政治業者にしろ新聞社の偉い人にしろ、基地周辺のような物騒な所に家を構える人はいません。したがって、暴力や騒音の被害にあう事はありません。自分たちが安全である以上、他の国民が被害を受けても、彼らの知ったことではありません。<br />
　一方、「日米同盟」の名のもとで、在日アメリカ軍や自衛隊が拡大すれば、そこと取引のある企業は儲かります。その利益は、政治献金や広告費として彼らに還元されます。<br />
　また、このような従属を続けている限りは、アメリカ政府の下で、彼らの権益も安泰になります。何千億の「思いやり予算」を税金から供出したところで、彼らの収支的にはプラスです。それによって損するのは普通に納税している国民だけです。<br />
　つまり、彼らにとっては、確かに「日米同盟」はなくてはならないものなのです。そして、その考えを、本当は「日米同盟」によって損をしている人にも信じ込ませる必要があります。<br />
　そのために、いくら論理性や現実性がなくても、「中国や北朝鮮の脅威」などを持ち出して、「日米同盟は国の基軸」などと言い、アメリカ軍の駐留を主張し続けるわけです。その宣伝の効力が続く限りは、日本国民の安全が外国軍の脅威から守られる日は遠いでしょう。
</p>
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    </content>
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    <title>「パイ」が大きくなれば皆が潤う？</title>
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    <published>2009-10-29T15:20:39Z</published>
    <updated>2009-10-29T15:21:16Z</updated>
    
    <summary> 　財界や日経新聞がよく使う論法に経済のパイを大きくするのが一番重要だというのが...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　財界や日経新聞がよく使う論法に<a href="http://www.nhk.or.jp/k-rasinban/backnumber/080127.html" target="_blank">経済のパイを大きくするのが一番重要だ</a>というのがあります。<br />
　経済を食べ物のパイになぞらえて、「パイが大きくなれば、一人当たりの分け前も増え、末端の国民も豊かになる。だからとにかく経済成長が必要で、企業活動の規制などはもっての他だ」という論法です。<br />
　これを前提とすることにより、「製造業派遣を禁止すれば、むしろ雇用情勢は悪化する。なぜならば禁止によって企業の利益が減少し、『パイ』は大きくならずに景気もよくならない。その結果、雇用情勢は悪化する」などという主張が堂々となされています。</p>]]>
        <![CDATA[<p>
　しばらく前の「派遣村」問題を見ても分かるように、製造業派遣という制度における最大の問題点は、業績が悪化するとすぐに派遣切りされて失業者が激増する、というところにあります。<br />
　つまるところ、製造業に派遣社員で働いている人のほとんどは、いつでも失業者になりうるという、慢性的に雇用情勢が不安定な状態なのです。<br />
　製造業派遣を禁止にするのは、そのような人々を正社員にし、企業の業績が多少悪化しても、生活を守るのが目的です。つまりは雇用を守るための「規制」です。<br />
　ところが、「パイ」理論を前提にしてしまうと、上記のような「製造業派遣を禁止して彼らの雇用を守ろうとすると、雇用情勢が悪化する」という矛盾した主張が成り立ってしまいます。<br />
　矛盾した結論が導き出されるということは、前提に問題があるわけです。というわけで、この「パイ」理論のどこに問題があるか考えてみます。</p>
<p>
　この理論では、「企業の利益が向上する＝パイが大きくなる」なわけです。かつての高度成長期のように、企業が継続的に売上げを増やしす事によって利益が向上すれば、労働者への「分け前」は増えました。確かに、この場合なら、企業の利益を「パイ」にたとえるのは適切なのかもしれません。<br />
　しかし、そのような時代はもはや終わりました。売上げが継続的に伸び続ける、というのは一部の企業を除いて難しくなっています。では、売上げが伸びない企業はどうやって利益を増やすのでしょうか。<br />
　極めて単純に数式化すれば「売上げ－経費＝利益」となります。したがって、売上げが伸びない場合は、経費を減らすよりありません。当然、その経費には人件費も含まれます。<br />
　だからこそ、企業は利益を上げるために製造業派遣という制度を使うわけです。正社員を雇えば、稼働が低いときも彼らに対する人件費が発生します。ところが、派遣の場合は、稼働が低くなれば契約を切ればいいわけです。それにより、その分の人件費が減り、利益を維持できるからです。<br />
　言い換えると、働いている人が得るべき金を減らして、会社の利益を増やしている、となります。これを象徴するのは、数年前まで存在した「戦後最長の好景気」の最中に「ワーキングプア」という言葉が産まれた、という事でしょう。<br />
　これにより、先ほど述べた矛盾が発生した原因が分かります。前提である「『パイ』が大きくなれば雇用情勢が良くなり、『パイ』が小さくなれば悪化する」という部分が間違っているのです。現在では、「パイ」の大きさと雇用に関連性はありません。<br />
　パイの製造にたとえれば、農民から年貢として徴収する小麦の量を増やしてパイの材料にし、城の中で貴族達がその大きくなったパイを山分けする、といったところでしょうか。<br />
　このように考えていけば、財界やそれに近いマスコミが主張する「パイ理論」は、彼らの豊かさにしか役立たない理論である事がよく分かります。つまり、企業が労働者の生活を犠牲にして利益を維持しようとする限り、いくら経済の指標が向上して「パイ」が大きくなっても、多くの国民にとっては損する事はあっても得にはならない、という構造に現在はなってしまっているわけです。
</p>
]]>
    </content>
</entry>
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    <title>JR西日本にとっての「安全」</title>
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    <published>2009-10-05T14:14:31Z</published>
    <updated>2009-10-05T14:17:19Z</updated>
    
    <summary> 　2005年4月に発生した、福知山線脱線事故において、JR西日本の幹部が、事故...</summary>
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        <name>OONO</name>
        
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            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　2005年4月に発生した、<a href="http://korede.iinoka.net/archives/2005/04/post_q.html">福知山線脱線事故</a>において、JR西日本の幹部が、<a href="http://www.kobe-np.co.jp/backnumber/ama_dassen/0002392291.shtml" target="_blank">事故を調査した運輸安全委員会の委員長などに接触していた</a>事が明るみになりました。<br />
　目的は、そこで論じられている内容を入手し、ATS未設置など、JR西日本にとって不利になる記述を削除させる事でした。つまり、不正な手段を使って、自社の損失を少しでも減らそうとしたわけです。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　それだけでも大問題ですが、事が明るみになった際の記者会見で、工作を行なったJR西日本幹部の言い訳はより一層問題だと思いました。それは、「少しでも早く情報を得て、安全対策に生かしたい（ために工作活動を行なった）」というものです。<br />
　少しでも不正行為の印象を和らげるために、「安全対策」という言葉を使ったのでしょう。しかし、言うまでもなく、不正な手段を使っての「安全対策」などありえません。<br />
　だいたい乗客の安全を守るための対策を入手したいなら、そんな委員会に裏で接触する必要などないでしょう。現場にはJRの乗客安全軽視を批判している社員はいくらでもいます。そのようは人達に教えを請えばいいだけの話です。そうすれば、やましい手段を取ることなく、乗客を安全にする手段をいくらでも入手することができます。</p>
<p>
　ここまで考えれば解るように、会見で口にした「安全対策」は「乗客の安全を守るための対策」ではありません。では、誰のための「安全対策」なのでしょうか。<br />
　明るみになった一連の行動は、全て、彼らの保身のために行なったことです。つまり、あの会見で言った「安全」は、「乗客のため」でなく、「自分たちのため」であったわけです。<br />
　こう考えれば、これまでずっとJRが、何か事故が発生するたびに「安全」を声高に言いながら、乗客の安全を軽視し、収益を優先する経営を続けていた理由がよく分かります。<br />
　これからも、西日本を初めとするJR各社の幹部は、何かある度に「我が社の最大の経営理念は安全だ」などと宣伝するでしょう。<br />
　そして、そのような「自分たちの安全」と「収益」を重視する経営が続く限りは、乗客の安全は、常に後回しにされ続けることでしょう。
</p>
]]>
    </content>
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    <title>「政権選択選挙」と「郵政選挙」</title>
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    <published>2009-08-24T14:39:43Z</published>
    <updated>2009-08-25T14:04:35Z</updated>
    
    <summary> 　先月、衆議院の解散が決まった時から、各マスコミは「政権選択選挙」とあおり立て...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="政治" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　先月、衆議院の解散が決まった時から、各マスコミは「政権選択選挙」とあおり立てています。そして、民主党の「政権交代によって官僚政治を打破する」というスローガンが報じられています。<br />
　一方、前回の総選挙は「郵政選挙」でした。そして、当時の自民党のサイトには<a href="http://www.jimin.jp/jimin/jimin/2005_seisaku/question10/" target="_blank">「官から民へ」を実現するためには、この選挙に勝たなければなりません。もし敗れれば改革はストップし、「官主導」「役人天国」が続くことになりかねません。郵政民営化はあらゆる改革につながります。</a>などと書かれていました。<br />
　こうやって比較してみると、言っている事はさほど変わりません。
</p>]]>
        <![CDATA[<p>
　いずれにせよ、前回は「郵政」を旗印にした自民党が圧勝しました。その結果行なわれた「郵政民営化」は、地方の簡易郵便局廃止に代表される郵政サービスの低下と、三井住友やオリックスが利権で儲けた事くらいが「成果」となっています。<br />
　一方、その「全ての改革につながる」とされた自民党の勝利は、結果として何をもたらしたのでしょうか。<br />
　「史上最長の好景気」とうたわれながら広がった格差は、世界大不況によって一層広がりました。「派遣切り」「派遣村」などという言葉が話題になり、自殺者数も増える一方です。<br />
　そのような状況に国民が不満を感じているからこそ、「政権交代」を掲げる民主党の人気が高いのでしょう。しかし、その期待に応えることが民主党にできるのでしょうか。</p>
<p>
　4年前の自民党も、今の民主党も、国民が逼塞している現状を「官僚支配」のせいであるとしています。しかし、それは事実なのでしょうか。<br />
　もちろん、現在の自民党政治を執行するに当たって、官僚体制が重要な役割をしているのは事実です。<br />
　しかし、その方向性を決めたのは、官僚だけではありません。むしろ、方向性を決めていたのは財界です。この事は、一連の自民党政府の政策が、収入の低い人を犠牲にすることによって、大企業の収益を維持するものだった事からも分かります。<br />
　一応、それを意識しているのか、民主党は「三年後の企業献金廃止」などと主張してはいます。しかし、「そのため、まず今回の選挙から、企業献金の要請を減らした」などという事はありません。<br />
　さらに言うなら、現在の民主党幹部も多数参画していた、16年前の「政権交代」の時も、企業献金の廃止を当初は言っていました。しかしながら、その結果は、「企業献金廃止の補填」を建前とした政党助成金制度の成立と、「企業献金の存続」でした。<br />
　その結果、自民党・民主党ともども、財界・税金の双方から多額の資金を得る、という構造になっているわけです。<br />
　この事を考えれば、「政権交代」が実現したところで、国民の生活を犠牲に、財界の冨を維持する、という今の政治の本質がが変わるとは思いがたいものがあります。<br />
　自民党とマスコミが煽り立てた「郵政民営化による官僚政治の打破」の正体は「郵政民営化による、より一層の財界政治の強化」だった事は既に実証されています。では、民主党とマスコミが煽り立てている「政権交代による官僚政治の打破」の正体はそれと異なるのでしょうか。前回のの「政権交代」や、これまでの民主党の「実績」を見る限り、とてもそうとは思えません。
</p>]]>
    </content>
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<entry>
    <title>117億円の文化施設とと3億3600万ドルの移転経費</title>
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    <published>2009-07-21T13:43:00Z</published>
    <updated>2009-07-21T13:43:37Z</updated>
    
    <summary> 　最近、週に一回くらい、「国立メディア芸術総合センター」を批判する報道を見ます...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="平和" />
            <category term="政治" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　最近、週に一回くらい、「国立メディア芸術総合センター」を批判する報道を見ます。この施設を作る目的も、どのような物を作ろうかとしているのかもよく知りません。したがって、賛成でも反対でもないのですが、その批判を見ていると、非常に気になることがあります。<br />
　これらの批判における最大の「標的」は、117億円もかけて、文化施設を作る、という「税金の浪費」にあります。<br />
　もちろん、税金を無駄に使うのは良くない事です。ところが、同じく現在進行中である、3億3600万ドルの税金をかけて行なっている、「沖縄駐留米軍のグアム移転」については、そのような批判はほとんど出ません。費やされる税金の額は「芸術総合センター」の倍近くですから、本来なら、批判の数も倍あるべきです。<br />
　しかし、批判どころか、「グアム移転に税金が3億3600万ドル使われる」という事が大きく問題視される事すらありません。<br />
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　しかも、これまで自民党政府や商業マスコミは、米兵による殺人や婦女暴行などで、在日米軍に対する批判が出るたびに、「それによって日本の安全が守られている事を忘れては困る」などと言ってきました。<br />
　その論法からすると、今回、沖縄からグアムに米軍が移転する、というのは「日本の守りが弱くなる」という事になるわけです。<br />
　そのような、「日本の安全を脅かす行為」に、多額の税金をかける行為はなんら話題にせず、その半額程度の税金で作られる文化施設についてばかり批判している様子は、正常とは思えません。<br />
　毎度の事ですが、国民の不満明後日の方向にそらし、本質には目を向けさせない手法だけは長けているものだ、とは思いました。<br />
　なお、相手の論法を援用しているため、あえてグアム移転を「日本の守りが弱くなる」とは書きました。もちろん、当ブログで以前から述べているように、在日米軍の存在目的が日本国民を守るためのものではありません。<br />
　まあ、自民党政府もそれを分かっているからこそ、グアム移転に何ら難色を示さないどころか、多額の税金を平然と供出しているわけです。
</p>
]]>
    </content>
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    <title>「日本の軸」と「大衆」</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://korede.iinoka.net/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=141" title="「日本の軸」と「大衆」" />
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    <published>2009-07-15T14:21:00Z</published>
    <updated>2009-07-15T14:21:41Z</updated>
    
    <summary> 　先週の日経新聞一面で、三日にわたって「日本の軸を問い直す」という連載をやって...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="政治" />
            <category term="経済" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　先週の日経新聞一面で、三日にわたって「日本の軸を問い直す」という連載をやっていました。<br />
　世界経済危機の影響から回復しきれない現状を踏まえての、政策に対する提言という事になっています。しかし、その内容は毎度お馴染みの「構造改革」「規制緩和」「消費税増税と法人税減税」「社会保障の見直し」という、「新自由主義のより一層の推進」でした。ちなみに、「小泉改革」の問題点は「郵政以外の『改革』の推進が鈍かった事」だそうです。<br />
　一方で、福祉の改善など、国民にとって益のある政策については、「大衆迎合」の一言で切り捨てています。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　この記事では、意識してか、主題である「日本の軸」が具体的に何であるかは書いていません。しかし、それは連載の一回目を途中まで見ただけで簡単にわかります。この記事においての「日本の軸」を「大企業の利益」と置換えても、文章の意味が何ら変わらないからです。<br />
　つまりは財界の利害しか考えていない「広報記事」が三日にわたって一面を飾ったわけです。さすがは今年からは経団連本部と同じ敷地に本社を移転しただけの事はあり、完全に一体化しています。<br />
　彼ら（財界＝日経）にとっての「日本の軸」が大企業の利益であると言うことは、軸さえ維持しておけば他はどうなろうと、知ったことではない、という事になります。だからこそ「軸」から遠いところに存在する、低所得の労働者などのために政治を行なうことは、本筋から外れた「大衆迎合」として批判するのです。<br />
　そして、実際に政治を執行する「二大政党」はいずれも財界から政策を「採点」され、その結果に応じて資金を供給されています。したがって、現在の政治の枠組みが続く限り、このような「軸」のみ太くなり、他はやせ細る状況は続くでしょう。<br />
　実際に、昨年秋からの世界大不況において、「軸を守るために他を犠牲に」は実行されました。そして、「派遣切り」などを行なうことにより、「軸」である大企業の被害を最小限にとどめることができたわけです。<br />
　今後もこのような政策が続けば、「軸」だけは栄え続けるでしょう。なにしろ、「軸」を守るためにいつでも切り捨てることが出来る「大衆」は無数にいるのです。そして、これまでの例からも分かるように、「軸」がどれだけ安定して太くなっても、切り捨てられる側の状況が改善することはありません。
</p>]]>
    </content>
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<entry>
    <title>選挙演説で堂々と嘘が言える世の中</title>
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    <published>2009-07-08T15:13:09Z</published>
    <updated>2009-07-08T15:13:57Z</updated>
    
    <summary> 　朝、駅から出て会社へ向かったら、民主党の選挙演説が聞こえてきました。内容は、...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="政治" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　朝、駅から出て会社へ向かったら、民主党の選挙演説が聞こえてきました。内容は、石原都政による福祉削減と、新銀行東京の批判でした。<br />
　ちょっと調べれば分かることですが、民主党は、そのどちらの政策にも都議会では賛成しています。少なくとも、歩きながら聞こえた限りでは、彼がそれらの政策に対し、党の方針に逆らって反対した、などという話はありませんでした。<br />
　つまり、この候補者は自分や所属政党が賛成した政策について、自らの議会においての言動を隠して隠して批判しているわけです。<br />
　もちろん、今回の都議選において、民主党がそのような演説や宣伝を繰り返していることは知ってはいました。しかし、実際に直接それを聞くと、不快感よりもむしろ、恐怖心を感じました。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　この候補者は、このような「選挙になったら事実を隠して石原都政批判」という「変わり身」を指摘されている事は知っているはずです。しかしながら、商業マスコミは、その事についてはほとんど報じません。代わりに今回の都議選を「自民対民主の与野党対決」「結果によっては政権交代の流れが加速」などと宣伝しています。<br />
　そのような報道があるからこそ、彼らは朝っぱらから堂々と嘘を言えるわけです。<br />
　ちょっと前に行なわれた千葉県知事選挙でも、自民党の現役支部長が「完全無所属」を売りに立候補した、という事がありました。その事は選挙期間中から判明していた事ですが、報道されたのは、なぜか彼が当選した後でした。というわけで、彼は期間中、堂々と嘘をつき続け、知事の椅子を手に入れました。<br />
　こういう前例があるからこそ、この候補や政党も、商業マスコミの応援を元に堂々と嘘をついているのでしょう。つまり、政治業者と商業マスコミの結託により、そのような事がまかり通り、それが投票にも影響を及ぼしているわけです。<br />
　民主政治において民意を政治に反映させるには、立候補した人間が政策を主張し、それを有権者が判断して投票する、というのが大前提です。その部分で嘘をつくことがまかり通っては、民主政治が機能しなくなってしまいます。<br />
　駅から会社は近いので、演説はずっと聞こえていました。それを聞けば聞くほど、そのような事が頭をよぎり、「今後も、このような選挙がまかり通るのだろうか」という恐怖感が増大していきました。
</p>
]]>
    </content>
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    <title>自らの存在価値を否定する議員と政党</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://korede.iinoka.net/archives/2009/06/post_54.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://korede.iinoka.net/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=139" title="自らの存在価値を否定する議員と政党" />
    <id>tag:korede.iinoka.net,2009://1.139</id>
    
    <published>2009-06-03T14:33:49Z</published>
    <updated>2009-06-04T14:41:22Z</updated>
    
    <summary> 　自民党と民主党が、議員数の削減を競い合っています。現在、日本政治は不況対策を...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="政治" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　自民党と民主党が、議員数の削減を競い合っています。現在、日本政治は不況対策をはじめ、行なわねばならない課題が山ほどあるはずです。にも関わらず、国権の最高機関である議会の「担当者」を削減しよう、というのですから奇妙な話です。<br />
　しかも、これは国会議員の集団である自民党と民主党が自ら言っているわけです。自ら議員として仕事をした結果、そのような主張をするわけです、ということは、彼らは議員として存在する価値がないような仕事しかしていない、としか解釈のしようがありません。<br />
　しかし、それならば、議員定数の削減などする必要はありません。単に、彼らが議員に立候補するのをやめればいいだけの話です。<br />
　これなら、法改正などする必要もありません。したがって、彼らの主張する「政治の経費削減」という意味でも極めて理に適っています。<br />
　もちろん、「経費削減」が建前でしかないことは分かっています。彼らの真意は少数政党を締めだして、今以上に財界やアメリカの意に沿った政治をやりたいだけの話です。<br />
　そのような真意を隠して、「自らも身を削る」みたいな事を主張するする事自体に問題があります。そしてそれ以上に、いくら国民を偽るための建前とはいえ、このような「自分たちの存在は無駄」と主張をするという自民党・民主党の論理性の低さには改めて驚かされました。
</p>
]]>
        
    </content>
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    <title>商業マスコミの定める「争点」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://korede.iinoka.net/archives/2009/03/post_53.html" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://korede.iinoka.net/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=138" title="商業マスコミの定める「争点」" />
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    <published>2009-03-24T13:41:51Z</published>
    <updated>2009-03-24T13:42:47Z</updated>
    
    <summary> 　千葉県知事選挙が行なわれています。そんな中、数週間前の毎日新聞の報道で、際だ...</summary>
    <author>
        <name>OONO</name>
        
    </author>
            <category term="報道" />
            <category term="政治" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://korede.iinoka.net/">
        <![CDATA[<p>
　千葉県知事選挙が行なわれています。そんな中、数週間前の毎日新聞の報道で、<a href="http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090308k0000m010083000c.html?inb=yt" target="_blank">際だった争点もなく、有権者に対立軸が分かりづらい構図</a>などという記事がありました。<br />
　これだけ、経済がガタガタになり、国民生活は打撃を受けています。そんな中、県知事を決めるという大規模な選挙で、本当に争点がなかったりするのでしょうか。<br />
　たとえば、千葉県では、銚子市の市立病院閉鎖などという問題がありました。これは、別に一つの市だけの問題ではありません。自民党政府が財界と一体となって進めている、「国民の福祉に関する事業のうち、儲けになるものは私企業化し、そうでならないものは切り捨てていく」という政策の一環です。
</p>
]]>
        <![CDATA[<p>
　そういう事もあり、同じ<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090323-00000105-mailo-l12">毎日新聞が行なったアンケート</a>でも、不況があれだけ話題になっているにも関わらず、景気対策よりも、「医療・福祉」が上位に来ていました。<br />
　この情報だけでも、「争点」は簡単に浮き彫りにできます。各候補の医療・福祉に関する公約はもちろんですが、過去の政治活動で、彼らおよび彼らを支持している有力議員が、医療・福祉に対してどのような事を行なってきたかを列挙すればいいだけの話です。<br />
　そうすれば、県民が求めている「医療・福祉」に対し、「新知事」がどのような対処を取るかはすぐに分かります。なお、公約のみならず、過去の実績も列挙する必要があるのは、自民党などには<a href="http://korede.iinoka.net/archives/2005/10/post_e.html">公約を平気で反故にする風潮がある</a>からです。<br />
　このようにやっていけば、様々な「争点」において、各候補が取っている姿勢はすぐに伝わります。<br />
　「有権者に対立軸が分かりづらい」も同様です。今回の千葉県知事選挙では、自民党系三人に、民主推薦一人、共産推薦一人が立候補しています。しかし、民主党が一時期、自民党系候補を推薦しようとしていたり、逆に民主党推薦候補を自民の一部が推薦しよう、という動きもあったと、毎日新聞「対立軸が分かりづらい」と書いた記事で伝えています。<br />
　つまり、保守勢力内の争いでは「対立」しているわけで、だからこそ、保守系候補が乱立しているわけです。しかしながら、国民生活の観点からすれば、自民・民主とも「対立」などしていないことは、両党の実績を見れば分かります。<br />
　非常に単純な図式だと思うのですが、なぜそれの「対立軸が分かりづらい」のでしょうか。
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　もちろん、そのあたりの「争点」や「対立軸」を明確に書くことは、商業マスコミにはできません。何しろ、自民党も民主党も、選挙広告などでお世話になる大スポンサーです。その広告料で商売している以上、スポンサーたちにとって、本質的に困ることなど、記事にできるわけがありません。<br />
　毎度の事ながら、商業マスコミの選挙報道の無意味さを痛感した「争点」と「対立軸」でした。
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    <title>「社会保障国民会議」の価値</title>
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    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://korede.iinoka.net/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=1/entry_id=137" title="「社会保障国民会議」の価値" />
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    <published>2008-10-26T14:28:41Z</published>
    <updated>2008-10-26T14:29:47Z</updated>
    
    <summary> 　政府の「社会保障国民会議」が、2025年の医療・介護費用が現在の倍以上になる...</summary>
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        <name>OONO</name>
        
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            <category term="政治" />
    
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        <![CDATA[<p>
　政府の「社会保障国民会議」が、<a href="http://news.google.co.jp/nwshp?hl=ja&gl=jp&ncl=1247984104&topic=h">2025年の医療・介護費用が現在の倍以上になるという試算を発表した</a>という記事を見ました。<br />
　私には、その「試算」の妥当性を判別するほどの知識はありません。ただ、我々が将来受ける福祉および負担、という観点からすれば、この発表になんら価値のない事は断言できます。<br />
　その発表によると、17年後の医療について、いくつかのパターンを提示しています。そして、「これだけのサービスを提供するなら消費税率をこれだけ上がる」みたいな結果になっています。<br />
　つまるところ、20年ほど前の消費税導入から続けられてきた「今のままだと福祉は維持できない。だから消費税導入・増税だ」という自民党政府の宣伝の焼き直しでしかないわけです。
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        <![CDATA[<p>
　ここで大きな疑問が生じます。仮にその試算が正しかったとしても、なぜそれを消費税増税でまかなわなければならないか、という事です。「17年後の医療・介護の姿」にいくつかのパターンを設定するのならば、その財源をどのように捻出するかもいくつかのパターンを設定するべきではないでしょうか。しかしながら、この「結論」では全てそれは「消費税増税」になっています。<br />
　仮に、過去において、消費税によって福祉が維持された、という実績があれば、「17年後の負担増をまかなうのは消費税増税しかない」という今回の発表にも少しは説得力があります。しかし、そのような実績は存在したのでしょうか。<br />
　それについての解答は、約20年前に消費税が導入されてからの福祉制度の変遷を見れば明確です。最近では「後期高齢者医療制度」が代表例ですが、消費税導入以降に創設された福祉制度は、「負担は増えるがサービスは低下」というものばかりです。<br />
　そのため、常に消費税増税を煽る自民党政府や財界も、今回のように「消費税を上げないと福祉は維持できない」と脅すことはしても、「消費税効果で、ここ20年でどれだけ福祉が向上したか」とはさすがに言えません。<br />
　既に何度か書いていますが、導入してからの消費税収の合計は、その間の法人税収の減少分とほぼ同額です。つまり、消費税は企業の負担を下げるために徴収されていたわけです。<br />
　そして、現在も、自民党政府・財界は、法人税減税と消費税増税を組み合わせて主張しています。つまり、今後も、同様の事を続けるつもりなわけです。当然、福祉になどまわるわけがありません。<br />
　というわけで、いくら偉い大学教授が集まって、複雑な計算式を用いて「試算」したところで、その成果物は、「福祉のためには消費税増税」という毎度の脅しでしかないわけです。それが事実でない事は過去の例からも、現在の主張からも明白なわけです。したがって、この発表には、自民党政府や財界の宣伝材料でしかなく、多くの国民にとっての価値はないと断言できるわけなのです。
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