再び千葉市長選挙に立候補します

 本日、記者会見を行い、千葉市長選挙への立候補することを報告しました。
 前回の2017年に続き、二度目の千葉市長選挙立候補となります。
 前回の選挙では、41,870票をいただきました。投票していただいた方々には、改めて御礼申し上げます。
 その選挙において、自分が第一の公約に掲げたのは「小中学校普通教室エアコン設置」でした。
 投票結果が出た時の記者会見で「一人の千葉市民として、小中学校普通教室エアコン設置をはじめとする公約実現に向け、引き続き頑張っていきます。」と言いました。
 そして、一人の千葉市民として、エアコン設置のために、様々な場所で、署名を集めました。
 ある夏祭りの会場で一人で訴えたら、短時間で90人の方が署名をしたくださる、という事もありました。
 街頭署名を集めているときに「財源は?」と質問してきた人に回答し、納得してもらった事もありました。
 また、ネットでも、エアコン設置の必要性・財源問題などを何度も訴えました。
 その結果、市民の皆様・日本共産党千葉市議団と力を合わせ、エアコン設置が実現されました。
 エアコン設置を進めた日本共産党の、かばさわ洋平市議が学校に行ったら、校長先生に「エアコンをつけてくれてありがとうございます」と言われたそうです。
 また、2017年春の選挙期間中、さらには半年後の衆院選においても。非常に多くの小中学生の方々から、「大野たかし、頑張れ!エアコンつけて!」という声援をいただきました。  その声に応える事ができた事は、自分が政治にたずさわった人生において、最も誇れることの一つだと思っています。

 一方で、自分が市長だったらエアコンはもう一年早くついたし、他にももっと千葉市を良くすることができた、と一度ならず思ったものでした。
 重要公約の一つであるカジノ阻止は、中国カジノ企業の賄賂問題などもあって頓挫しました。しかし、それがなければ設置が進んでいた危険性があります。

 また、このコロナ禍においても、市民に冷たい政治が行われています。
 知人の高校生の方は、隣の席の人がコロナ陽性になったのですが、いまだに「濃厚接触者」の判定すらありません。
 家族ともども不安を感じるなか、PCR検査も受けられず、「自室隔離」状態になっています。
 一律10万円給付金の支給も、政令市ワーストクラスの遅さでした。その遅さによって助かるはずの命が助からなかった、という話も聞きました。
 こんな市民に冷たい千葉市政は、もう終わらせたいとつくづく思いました。

 他にも、無駄な大型開発が行われる一方で、市民の生活は良くなっていません。
 4年前の選挙では、現市政において、大型開発に264億円、市民負担増223億円となっていました。
 そして4年後のいま、大型開発に335億円、市民負担増270億円と増えました。
 さらに、市職員の給与カットは93億円となっています。市職員の給料が減るということは、消費が減るわけで、その分、地域経済にも悪影響を及ぼします。
 また、人件費を減らせば、その分、住民サービスも低下します。
 そうやって、市民負担・市民サービスを合計363億円も削り、それとほぼ同じ金額を大型開発に使いました。
 その結果、本当に暮らしにくい千葉市になってしまいました。

 大型開発を優先し、市民の生活に冷たい今の千葉市政を、一人ひとりの市民の命と暮らしが守られ、子どもが健やかに成長できる千葉市に変える、そのために自分が市長になる、これが自分の思いです。
 市長になってまず行うことは、市民がいつでも無料でPCR検査を行える体制づくりです。
 今の千葉市は、PCR検査が足りていません。そのため、市民は不安にさいなまれています。
 コロナ禍対策として必要なのは、大規模なPCR検査で感染を明らかにし、感染者の保護・治療を行うことです。
 まずはそれを実現し、市民の命と暮らしを最優先する千葉市の第一歩としたいと思っています。
 全力でがんばりますので、なにとぞ、皆さんのお力をお貸しいただければと思っています。