京成千原線・大森台駅にエレベーターを

 千葉市と市原市を結ぶ、京成千原線には、起点の千葉中央を含め、6つの駅があります。
 その中で、千葉市中央区にある大森台駅だけは、エレベーターもエスカレーターも設置されていません。
 しかも、ホームから階段を登って改札口に行き、さらにそこから階段を登って市街に出る、という構造になっています。
 したがって、車椅子を利用されている方をはじめ、荷物のある方、ベビーカーを使用されている方などに、多くの負担をかけています。
 駅のエレベーター設置基準は、一日の乗降人数が3,000人とのことです。
 大森台駅は2019年で2,936人ですから、ほぼ基準を満たしているわけです。
 64人足りないからといって、エレベーターを設置しない事は不適切ではないでしょうか。
 早急にエレベーターを設置すべきです。

 なお、この問題について、日本共産党千葉市中央区委員会は、ふくなが洋市議とともに、長年、取り組んできました。
 2021年5月にも、中央区長と交渉の場を設け、この件を要望しています。
 その際、中央区からは、京成電鉄の判断によるという回答がありました。
 そこで今回は、京成電鉄と交渉すべく、署名運動に取り組みました。
 本日も、大森台駅周辺をまわったのですが、1時間半ほどの間に、76人もの方が協力してくださいました。
 中には、「97歳で字がちゃんとかけないけれど…」と言いながら、時間をかけて書いてくださった方もいらっしゃいました。
 それだけ、地元の方々は必要としているわけです。

 また、署名を集めた後、実際に大森台駅の様子を見てきました。
 冒頭に書いたように、改札口に行くまでに、まず階段があります。

大森台駅入口

大森台駅入口


 二つの階段を下って改札階に行きます。広々としていました。
大森台駅改札階

大森台駅改札階


 190円の入場券を購入してホームに入りました。この運賃の高さも問題です。
 ホームは長く、エレベーターをつける場所はいくらでもあります。
下り(ちはら台方面)ホーム

下り(ちはら台方面)ホーム

上り(千葉中央方面)ホーム

上り(千葉中央方面)ホーム


 下りホームには、掲示板がありました。そこには「エレベーターでしか移動が難しい方がいます」という国土交通省作成のポスターが貼られていました。
 エレベーターを利用する際に、体の不自由な方を優先する、というマナー啓発ポスターです。
 国土交通省の言う通り、「エレベーターでしか移動が難しい方がいます」なのです。
 ならば早急に大森台駅にもエレベーターを設置すべきだと、改めて強く思いました。
大森台駅の掲示板

大森台駅の掲示板


「エレベーターでしか移動が難しい方がいます」

「エレベーターでしか移動が難しい方がいます」


 なお、京成電鉄との交渉まであまり時間がないのですが、より多くの方の声を届けるため、ネット署名も立ち上げました。
 大森台駅をご利用の方も、そうでない方も、ぜひともご協力いただければ幸いです。
 大森台駅エレベーター設置署名サイト(chenge.org)