昨日、市役所前宣伝を終えた後、近くにある、千葉港旅客さん橋を見学しました。
千葉市・千葉県で40億円もの税金を投入されて整備された施設です。
観光客誘致を目的としているそうですが、一日平均の乗船者数は約110人です。
この港から出る船ですが、千葉市沖を巡る遊覧船は平日に2本、日休日には1本増便されるとの事でした。
他に、月に数便、「工場夜景クルーズ」便があり、また、伊豆大島行きの臨時便もたまにあると書かれていました。
その説明が書かれていた、乗船待合室は、スタッフもおらず、文字通り無人でした。
本日最初の船が出るまで、まだまだ2時間くらいあるから、仕方ないかもしれません。とはいえ、できて一年という綺麗な施設が、オープン中なのに誰もいない、というのはかなり奇妙な光景でした。
確かに、さん橋はきれいです。しかしながら、そこから港を望むと、工場しか見えません。
また、隣接した所にはおしゃれなレストランがあります。先日、ここのスタッフが、我が地元の幕張本郷でチラシを配っていた事を思い出しました。
なぜこんな離れた駅でもチラシを配らねばならないのだろうか、と不思議に思ったものでしたが、その理由を察することができました。
いくら駅からすぐの所にあるとはいえ、この風景では、観光地になりえない、というのが率直な感想でした。
そして改めて、ここに投入された40億円もの税金を投入する必要があったのだろうか、と強く思いました。それだけのお金を、たとえば小中学校のエアコン設置に使えば、子供たちが暑い教室で苦しむという問題も、早く解決していたでしょう。
ちなみに、千葉市小中学校普通教室エアコン設置に必要な費用は66億円です。
ましてや、さらにここに数億円もの税金を追加投入して、さん橋を拡張する必要があるとは、到底思えませんでした。
千葉市の政策を根本から変え、大型開発から、市民生活最優先へ、税金の使い方をチェンジせねば、と決意を強くした、千葉港さん橋見学となりました。