2月24日に行われた寺尾さとし議員の千葉県議会代表質問をTVで見ていました。
綿密な調査で県政の問題点を寺尾議員が質問します。
それに対する県知事の答弁は、噂で聞いていた通りの原稿棒読みでした。この人、自分で何を言っているのか分かっているのだろうか、と思えるほど機械的な物言いでした。
寺尾議員が千葉県政と密接に関わる国の態度の問題点をいくら指摘しても、「国のやっている事は正しいと認識」という趣旨の回答ばかりでした。このような答弁なら小学生でもできます。
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「蒲蒲線」に見る、過大な需要と経済効果予測
たまネットで「蒲蒲線」という言葉を見かけます。
これは、東京都大田区にある800mほど離れている、蒲田駅と京急蒲田駅の間を地下線で結び、東急多摩川線から京急空港線に乗り換えできるようにする、というものです。
大田区役所にある計画書(PDF)によると、さらにそこから京急空港線の地下を走り、大鳥居駅で接続する約3.1kmの路線が計画の全体で、概算建設費は約1,080億円だそうです。要は税別1,000億円、という事なのでしょう。
この大田区の資料を見ても、それを「取材」した東洋経済の記事を見ても、いいことづくめであるかのように書かれています。
大田区内のみならず、西武池袋線・東武東上線・小田急線・南武線の沿線まで便利になるそうです。さらに、地元をはじめ、莫大な経済波及効果があり、開業初年度だけで建設費の倍以上となる2,385億円の経済波及効果が生まれると見込んでいる、とのことでした。