電通の過労自殺事件以来、長時間労働問題が話題になっています。
その中で、よく出てくる言葉に「長時間労働は日本の文化である」という言葉があります。
しかし、これは本当なのでしょうか。
たとえば、イギリスの例で考えてみます。
イギリスで働いている人のブログなどを見ると、いずれも、定時で上がる風習について驚いています。
17時が定時で、それから3分もすると、社内に誰もいなくなる、などという事例も紹介されていました。
「長時間労働が日本の文化」なのでしたら、「定時労働はイギリスの文化」という事になります。
しかし、これは事実ではありません。イギリスもかつては長時間労働が幅をきかせていた国でした。