最後の街頭演説が終わりました

 公選法の関係で、拡声器を使っての演説は、投票日前日の20時までとなっています。
 新検見川でその最後の演説を行いました。
 昼間の千葉駅でのお話しを聞いてくださった中央区在住の方々が、新検見川まで駆けつけてくださりました。有難うございました。

 多くの方々に支えていただいた選挙でした。推薦団体の皆様には、本当にお世話になりました。
 また、街頭でも、本当に多くの方々から、嬉しいご声援をいただきました。
 自分に駆け寄って「頑張ってください」と言ってくださった方、宣伝カーに向かって熱心に応援してくださった方がたくさんいました。
 予定表を見て、誉田で行った演説に若葉区から応援に来てくださったご家族もいました。
 そして、ネットでも、多くのご支援をいただきました。
 自分の発信を拡散してくださった方々、応援の投稿・返信をしてくださった方々、街頭演説の様子を写真や動画で広げてくださった方々、有難うございました。
 四年前よりもずっと多くの人々に支えていただいた選挙になりました。

 さて、改めて、今回の市長選の争点と自分の主張などをまとめます。
 なお、ここでの「争点」は、先日行われて、候補者三人の討論会において提示されたものです。
 各候補者が一つつづ争点を提示したのに加え、前市政の評価を主催者が提示しました。
 千葉市のみならず、現在の日本において、最大の問題である新型コロナウイルス対策がまず最大の争点でしょう。
 自分の主張は、「いつでも、誰でも、何度でも、無料のPCR検査」を千葉市で実施する、です。
 大規模検査を徹底的に行い、感染している人を明らかにし、その人達を保護して、さらなる感染を抑え込む、という戦略です。
 それによって、千葉市で「ゼロコロナ」を実現させます。
 ワクチンですが、千葉市の接種計画を見ると、4月から高齢者を開始し、全体の接種は8月からとなっています。
 もちろんワクチンの活用は重要です。しかし、この接種予定を見れば、ワクチン頼みにせず、感染症対策の基本である大規模検査が必須であるという事はおわかりいただけるのではないでしょうか。
 この大規模検査を主張しているのは自分だけです。

 次に、子ども医療費の問題です。
 昨年8月から、千葉市は子ども医療費薬局窓口負担という制度を導入しました。
 端的に言うと、子ども医療費を倍増させたことになります。
 これまで、子ども医療費は、小学3年以下は300円、小学4年から中学3年までは500円を病院の窓口に支払う仕組みになっていました。
 じつは、この金額だけでも千葉県にある他の自治体より高くなっています。
 それに加え、この制度ができたため、同じ金額を薬局の窓口でも支払わなくてはならなくなりました。
 たいていは、病院にいけば、薬を処方され、それを薬局で購入します。そのため、これまでの300円が600円、500円が1,000円となってしまいました。
 ある1歳の子どもが白血球に関する病気にかかり、入退院を繰り返すようになりました。
 お母さんに聞いたところ、今年に入ってもう1万2千円の医療費を支払ったとのことでした。このままだと、年間で4万円以上支払うことになると言っていました。
 病気であるだけでも、家族は心配でしょう。そして、いろいろな対処をしなければならないわけです。
 それに加え、医療費の心配まで家族にさせるという、本当に酷い制度です。
 だからこそ、即座に廃止する必要があります。
 そして先述したように、以前の「小学3年以下は300円、小学4年から中学3年までは500円」ですら高いのです。
 隣の四街道市は中学3年まで無料です。
 だからこの機会に、千葉市も無料にすべきだというのが自分の主張です。
 無料にするための予算は年額5億円です。十分まかなえます。

 幕張新都心についても争点になっています。
 この件で自分が最も強く主張したいのが、カジノ(IR)は絶対に作らせない、という事です。
 カジノというのは、利用者をギャンブル中毒にして儲けるというビジネスモデルです。
 本人のみならず、その家族や周辺の人まで不幸に陥れます。
 また、周辺の治安も悪化します。
 このようなものは、絶対に千葉市に造らせません。
 今後の幕張新都心についてですが、これ以上の開発は不要という考えです。
 既存の施設は活かし、必要に応じて保守管理をしますが、それ以上、ここに税金をつぎ込む必要はありません。

 千葉市の経済活性化という争点も提示されました。
 自分の主張は、中小業者の営業と暮らしを守ることを最優先する、です。
 このコロナ禍で、飲食店をはじめ、多くの中小業者の売上が減りました。
 前回の緊急事態宣言のときには、千葉市独自の持続化給付金がありましたが、今回は行っていません。
 まず、速やかに給付金を支給して、経営難の中小業者を助けます。
 長期的に見ても、この地元の中小業者を応援することが千葉市経済の活性化につながると考えています。
 地元の中小業者はその利益を地元で消費します。そのたえ、域内経済の好循環が生まれます。
 一方、従来のような大型開発や大企業呼び込みでは、千葉市で暮らす人にとっての経済効果はあまりありません。
 あわせて、中小業者が起業しやすい環境を整えることが、千葉市ならではの新たな産業を創出すると考えています。

 最後に、前市政の評価です。
 NHKのアンケートでは、100点満点で1点をつけました。この1点は、いち早くパートナーシップ制度を導入した事などを評価してのことです。
 それ以外については、市民に冷たい悪政だったと言わざるを得ません。
 様々な形で市民負担を増やし、市民へのサービスを削りました。そこで生じた財源のほとんどを大型開発に使いました。
 その大型開発の象徴と言えるのは、稲毛海浜公園の「白い砂浜」です。10億円近くかけて造ったものの、白砂は風で吹き飛びました。
 そこにさらに5億円以上かかてウッドデッキを造ろうとしています。(稲毛海浜公園の現状を取材した動画
 このような市民生活に役立たない大型開発をやる一方で、市民生活を悪化させたわけです。
 自分も一人の市民として、本当に暮らしにくくなったと痛感しています。
 地方自治の本来の目的は、住民福祉の向上です。それを悪化させたのですから、このような評価となるのは当然です。

 他にも様々な主張・論点があります。それについては、ぜひこの公式サイトに掲載した政策集などをご覧いただければ幸いです。
 ぜひとも、これを読んで自分の政策を理解していただき、大野たかしに一票を投じていただければ幸いです。
 なおその際、同日に行われる県知事選挙は、かなみつ理恵さんに、さらに若葉区の方は市議補選で、江田ちよさんにあわせて投票していただければと思います。