イラクでの経費

 外務省が、イラク日本人人質:外務省の負担経費は1,800万円と発表しました。国会などで経費公開の要求があったために算出したそうです。
 その内訳を見ると、出張関係費が約3/4で、あとは「現地対策本部運営費」「副外相のチャーター費」だの、「外相が人質解放を訴えたTV広告の作成費」なども計上されていました。ちなみに、さんざんマスコミが宣伝した「人質の飛行機代」のうち、外務省が負担したのは53万円(ちなみに本人に請求したのは198万円)だそうです。(※なお、誘拐被害者の方々は、あらかじめ自費で帰りの飛行機の券を取っていました。念のため)。

 いずれにせよ、自衛隊の派兵に約400億円かけている事を考えれば、0.05%にも満たない金額です。まあ、それ以前に最初から自衛隊を派兵しなければ、この1,800万円すらかからなかったのですが。
 まあ、いずれにせよ、国会などの働きで、このような経費が明らかになったのはいい事とも言えるでしょう。この調子でぜひ、機密費という名目で与党の政治活動などに使われているとされるカネの流れも明るみにしてほしいものです。

イラクでの経費」への2件のフィードバック

  1. はじめまして、PPFVと申します。
    ご意見、全く同感です。出張費明細も是非公開していただきたいと思っています。

  2. PPFV 様
    コメント有難うございます。
     これだけの金をかけて「出張」して、いったい何をやっていたのでしょうか。もう、事件が解決してかなりの時間が経つのですから、「どの部分にどれだけの金をかけて、どのように『人質救出』のために努力をしたか」も、公開してほしいものです。

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