千葉市長予定候補ZOOM討論会に参加

 3月4日に、千葉市長予定候補三人によるZOOM討論会を、淑徳大学の矢尾板教授が主催してくださいました。
 2時間にわたる長丁場でした。また、矢尾板教授からいただいた討論内容を見ると、かなり入念な準備が必要であることがわかりました。
 そこで、当初予定していた、かなみつ理恵県知事候補と一緒に千葉市内で遊説する予定をキャンセルし、こちらの準備にあてました。
 討論においては、対立候補である二人に嫌な思いをさせない、という事を最優先して望みました。
 大阪などで活動する一部の政治家に見られる、相手のあらさがしをし、詭弁まで用いて「はい論破」とするような「討論」は苦手でした。同時に、それでは討論を見て下さる有権者にも失礼だと思ったからです。
 幸い、対立候補のお二人も、自分と同じ考えだったようでした。そのため、意見の異なる案件では、お互いの主張を激しく闘わせましたが、お互いの考えをリスペクトをもって伝えることができたと思っています。
 千葉市長選挙WEB公開討論会”ちばでも Election Chiba 2021”

 いくつかの政策について、異なる組み合わせの「2対1」になることがあったのも興味深いものでした。
 幕張新都心のカジノ・IR設置については、神谷さんと大野が反対し、小川さんは違う考えでした。また、薬局窓口負担を廃止し、子ども医療費を無料化する政策については、小川さんと大野が賛成し、神谷さんは反対でした。
 一方、千葉市の経済活性化については、神谷さんと小川さんは大企業の力を活かす主張をし、大野は中小業者の営業を補償・援助を主張をしました。
 もちろん、三者三様で異なる政策も多々ありました。また、千葉市の域内経済を活性化し、千葉市で働く人を増やす、というのは三人とも同意見でした。
 こういうのも、三人の討論ゆえの面白さだと思いました。

 そのようななか、改めて、大野たかしでしかできない事が明らかになった政策をいくつか紹介します。
 まずは、今回の公約で一番目に掲げた新型コロナ対策です。
 「誰でも、いつでも、何度でも、無料でPCR検査」を千葉市で実施させ、感染者の早期発見・保護を行う事により、千葉市からゼロコロナを実現させる、という徹底した検査による封じ込めを主張したのは自分だけでした。
 コロナを封じ込めている自治体ではいずれもこれを実践しています。千葉市長としてそれができるのは、自分だけだと改めて思いました。
 また、先述したように、千葉市の経済活性化を、中小業者の営業と暮らしを守る事によって実現させるという主張をしたのも自分だけでした。
 ちなみに、千葉西民主商工会に行き、経営者である役員の話を聞いた事がありました。そのとき、「売れないので廃棄される野菜を安価で購入し、それを安価で販売する」という新ビジネスの話が出ました。
 このような発想は中小業者でないとできません。それを育成し、さらには新規開業を促すことで、千葉市ならではの新たなビジネスを誕生させ、あわせて経済の「千産千消」を実現させることが、千葉市の経済を活性化する最善の道だと確信しました。
 この討論会の動画も含め、様々な形で、自分の政策を多くの方に知ってもらい、自分を千葉市長に押し上げてもらうため、全力をつくします。
 最後になりますが、気持ちのいい討論にしてくださった、小川さんと神谷さんの両予定候補、ならびに主催してくださった、矢尾板教授と淑徳大学の皆様に御礼申し上げます。