千葉市の防災対策について

 今日は、東日本大震災から10年目の日です。
 当時、自分は会社員をやっており、取引先との会議を行っていました。
 その最中にこれまでにない揺れを経験しました。
 そして翌日、福島第一原発が爆発しました。
 地震・津波に原発事故が重なって莫大な被害が生じました。
 それまでも、原発反対でしたが、この事故を見て、人生初となる反原発デモに参加したものでした。
 10年経ちましたが、まだまだ災害も事故も収束していません。そのことを改めて考えさせられました。

 さて、千葉市は一昨年の秋、台風が直撃しました。
 中央区では風速57メートルの風が吹きました。よく使っている作草部の国道の上に、プレハブの家が飛んできた、というニュースを見た時は心底驚きました。
 また、我が家は無被害でしたが、多くの知り合いが、停電で不便を余儀なくされました。
 またいつ台風がやってくるかわかりません。そのためにも、この停電対策を進める必要があります。
 停電の原因の一つに倒木で電線が切断されるというのがあります。これを防ぐために、市内の樹木の状況を調査し、倒木の危険性がある樹木に事前の対処を行う必要があります。
 また、村田川などの河川氾濫もありました。こちらの対処も進めていきます。

 もう一つ重要なのは、避難所の環境です。台風が来れば地域の学校体育館が避難所に指定されます。
 しかし、千葉市の学校体育館にはいまだにエアコンがついていません。
 また、雨漏りが何年も放置されている体育館もあります。
 これでは、真夏に台風が来たら、避難所で熱中症が発生してしまいます。
 速やかに体育館にエアコンをつけ、また雨漏りの改修を行います。

 災害対策と同時に進めねばならないのは、地球温暖化対策です。
 ここ数年の過去にないような台風が発生するようになった原因は地球温暖化です。千葉市でも、温暖化対策を進めなければなりません。
 千葉市は、長年、プラスチックごみを焼却してきました。これは大量の温暖化ガスを発生させます。
 プラスチックごみを分別収集して・再資源化することにより、温暖化ガス発生を削減します。
 また、千葉市から出る温暖化ガスの62%は企業によるものです。企業に脱炭素と再生エネルギー活用を促し、グリーンリカバリーへの転換を求めます。

 災害対策として何よりも必要なのは、市民の生活をいかに守るかです。
 それを常に念頭においた、災害対策を行う事ができる千葉市に変えていきます。